蛤とり(潮干狩り)について考える           

《白里方言・・ぜんなかき》

今年(1999年)白里海岸は禁漁です 漁業が既得権かどうかは別として 海岸で生育するものを育てていかなければならないのは事実です(天候・潮流・環境ホルモンの影響かどうか ここ2年ほど稚貝が ほとんど生まれなかったそうです)

漁業関係者が交代で海岸に来ている潮干狩りをする人へ呼びかけを始めました

ちなみに昨年までは 特にうるさい事は言っていませんでした(カッターや蛤とりの道具を使っていない場合は40K規制の道を60Kで走るような感覚で!)

それがここ数年(10年位かな?)多いときには たかだか4Km程の海岸線に 1日で2,000〜5,000名もの人(3,000名までは数えたそうです)が来てそれぞれ1Kg(8〜20ケ)の蛤をとったとすると 1日に数トン単位で それも大きいのも小さいのもかまわず持ち帰る人も見掛けます 本来ならある程度の人が蛤をとっても平気なだと思うのですが 許容量を超えすぎると・・

北海道のサケのように 川の近くはダメ この時期もダメというような規制や 魚釣りのキャッチ&リリース的な話になるのはさみしいと思いませんか? 私は焼き蛤が大好きです

私もそういう中で営業(漁業ではなく販売で)しているのですが 現実の話としては 蛤が少なくなり漁獲量を調整しているので価格の上昇ばっかりで なかなか安く提供できないという現状です

私の自宅は海岸から300mくらいのところなのですが 朝起きて気が向いたら 海へ行って とった蛤でお味噌汁を作る(今までは1年に1回くらいはやっていたのですが)というような気持ちの上での贅沢を そして『とれたー』と喜んでさわげる環境を近くに望むのはぜいたくでしょうか?

05.MAY.1999

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2003年現在 禁漁は続いています   ただただ復活を願っています

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